マイロターグ(Mylogarg®)として既に日本でも販売されています。再発または難治性のCD33陽性の急性骨髄性白血病治療薬として認可されていますが、小児への安全性は確立されていません。ゲムツズマブ・オゾガミシンは抗CD33抗体です。マイロターグはゲムツズマブ・オゾガミシンに抗腫瘍薬カリヒマイシン(calihearmicin)を結合させることにより、CD33を発現する急性骨髄性白血病の原因となる細胞に取り込ませて死滅させる標的急性骨髄性白血病の標的治療薬です。15歳以下の難治性または再発性急性骨髄白血病患者へマイロターグを単独投与した結果、15人中8人に寛解が認められ救済使用が認められました。医師主導試験として実施されたPhaseII試験においても有効性と安全性が確認されました。現在、アメリカのChildren’s
Oncology Group(COG)によって、多剤併用療法での使用を検討する試験進行中です(PhaseⅢ)。 |