「詳細 日本のがん統計」小児がん版を世界に向け発信!
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白血病(急性骨髄性白血病) 疫学:晩期障害(晩期合併症、後遺症)
 
アメリカのChildhood Cancer Survivor Study(CCSS) (小児がん経験者研究)は Long-Term Follow-Up Study(LTFU)  の研究の一部として、1994年にアメリカの国立がんセンター(NCI)の研究助成金で立ち上げられた多施設共同研究です。CCSSの目的は、小児がんの治療効率の改善を目的とするプロトコールの開発、小児がん経験者の健康管理指導や晩期合併症に対する長期フォローアップにあります。現在、CCSSはテネシー州メンフィスのSt. Jude Children's Research Hospitalを中心に アメリカ・カナダの27研究参加施設で続けられており、既に160以上の研究成果・調査結果が報告されています。

ここに紹介するデータは、1970年-1986年の間にCCSS参加施設で急性骨髄性白血病(AML: Acute Myeloid Leukemia)と診断され、診断時年齢が20歳以下、診断後5年以上経過しているCNS経験者で、CCSSのアンケート回答者に対するフォローアップ調査結果です。
論文タイトル Twenty Years of Follow-up Among Survivors of Childhood and Young Adult Acute Myeloid Leukemia
著者 Daniel A. Mulrooney, Douglas C. Dover, Suwen Li, Yutaka Yasui, Kirsten K. Ness, Ann C. Mertens, Joseph P. Neglia, Charles A. Sklar, Leslie L. Robison, Stella M. Davies and the Childhood Cancer Survivor Study
著者所属機関 CCSS参加施設
掲載 Cancer 2008;112:2071–9.
1. 調査AML経験者
  1-1. 男女比、1-2. AML診断時時年齢、1-3. アンケート回答時年齢、1-4. 診断後経過時間
1-5. AML治療歴
2. 生存率・死亡率
  2-1. 生存率 性差、2-2. 死亡原因、2-4. 標準化死亡率
3. 慢性健康障害    
  3-1. 障害度、3-2. 慢性健康障害、3-3. 再発、3-4. 二次がん
4. 社会生活への影響    
  4-1. 学歴、4-2. 結婚、4-3. 就労
1-1. 男女比  1-2. 診断時時年齢  1-3. アンケート回答時年齢 


 
1-4. 診断後経過時間  1-5. AML治療歴   


 
1-1. 男女比
CCSS登録小児がん経験者のうち356人がAML経験者として登録され、CCSSのAML経験者アンケートの回答基準を満たした272人の回答が解析されました。解析データのうち、男性は158人(54%)、女性は124人(46%)です。


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