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小児がん罹患率・罹患数:成人がんとの比較
 
小児(0-14歳)に発生する悪性新生物のおよそ50%は、白血病、脳・中枢神経系、悪性リンパ腫が占めています。これら、白血病、脳・中枢神経系悪性新生物および悪性リンパ腫の発生率、罹患率および罹患数の成人との比較をまとめました。発生率は各年齢階級における白血病、脳・中枢神経系悪性新生物、または悪性リンパ腫の罹患数を総悪性新生物罹患数で割り算出したパーセントを示します。罹患率は、各年齢階級の人口10万人あたりの罹患数を表します。データは2005年人口動態統計値を使用して算出してあります。

グラフが示すとおり、小児がんは、白血病、脳・中枢神経系腫瘍、および悪性リンパ腫を特徴とします。しかし、年齢階級別罹患率として成人と比較すると、小児における白血病罹患率は成人の31.4%、罹患数では5.4%。小児における脳・中枢神経系悪性腫瘍の罹患率は、成人の36.9%、罹患数では6.2%。小児における悪性リンパ腫の罹患率は成人の3.6%、罹患数では0.6%にすぎません。逆算すると、成人白血病罹患数は小児の18.5倍成人の脳・中枢神経系悪性腫瘍罹患数は小児の16.1倍成人の悪性リンパ腫罹患数は小児の156.3倍となります。

なお、これらのグラフは、第737回千葉県がんセンター研究局集談会(平成24年8月23日)で使用したスライドの一部です。
グラフをクリックすると拡大表示できます。


小児がん(0-14歳)の発生部位 成人がんの発生部位(生殖器を除く)  


小児(0-14歳)と生産年齢の発生部位比較 小児(0-14歳)と老年の発生部位比較



白血病:年齢階級別発症率 白血病:年齢階級別罹患率 白血病:年齢階級別罹患数



脳・中枢神経系:年齢階級別発症率 脳・中枢神経系:年齢階級別罹患率 脳・中枢神経系:年齢階級別罹患数



悪性リンパ腫:年齢階級別発症率 悪性リンパ腫:年齢階級別罹患率 悪性リンパ腫:年齢階級別罹患数



悪性新生物:年齢階級別罹患数 悪性新生物:小児発生割合 悪性新生物:罹患数と罹患率


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