「詳細 日本のがん統計」小児がん版を世界に向け発信!
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二次がんⅡ (アメリカ)
 
Childhood Cancer Survivor Study(CCSS) (小児がん経験者研究)は、Long-Term Follow-Up Study(LTFU)  の研究の一部です。CCSSは、小児がんの治療効率の改善を目的とするプロトコールの開発、小児がん経験者の健康管理指導や晩期合併症に対する長期フォローアップを目的に、1994年にアメリカの国立がんセンター(NCI)の研究助成金で立ち上げられた多施設共同研究です。現在、CCSSはテネシー州メンフィスのSt. Jude Children's Research Hospitalを中心に アメリカ・カナダの27研究参加施設で続けられています。CCSSからは既に160以上の研究・調査結果が報告されています。ここでは、2010年の論文の一部をまとめました。
 
論文タイトル
「Subsequent Neoplasms in 5-Year Survivors of Childhood Cancer: The Childhood Cancer Survivor Study」
著者:Debra L. Friedman, John Whitton, Wendy Leisenring, Ann C. Mertens, Sue Hammond, Marilyn Stovall, Sarah S. Donaldson, Anna T. Meadows, Leslie L. Robison, Joseph P. Neglia
掲載誌: J Natl Cancer Inst 2010;102:1083–1095
1.調査方法
2.小児がんの分類と割合
3.二次がん発症者の原発小児がんタイプ
4.小児がんタイプ別二次がん発症率
5.小児がんタイプ別 二次がん標準化罹患比
6.小児がんタイプ別 二次がん絶対過剰リスク
7.二次がん発症時年齢と二次がん発症までの平均時間
8.二次がん発症リスク 男女差
9.二次がん発症リスク 小児がん診断時年齢
10.小児がん治療法
11.二次がんの発症と治療法
12.二次がんの発症と放射線療法
13.二次がんの発症と化学療法 アルキル化剤
14.二次がんの発症と化学療法 アントラサイクリン製剤
15.二次がんの発症と化学療法 エピポドフィロトキシン製剤
16.二次がんの発症と化学療法 白金製剤
17.二次がんの発症と治療時期
18.生存率
小児がんの分類と割合
グラフは、当調査の対症となった小児がん経験者の小児がんの分類とそれらの割合を示します。白血病の罹患数が最も多く、全コホートの21%を占めています。リンパ腫は13%、中枢神経系腫瘍は8%です。


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