「詳細 日本のがん統計」小児がん版を世界に向け発信!
確かで効率の高い小児がん治療開発を目指し、日本の小児がん情報を世界で共有。日本語ページ、勿論、あります。

米国では標的・分子・免疫がん療法を緊急に、かつより必要とされるがん治療薬を開発するため、「トランスレーショナルリサーチ」と呼ばれる、基礎研究の成果をいち早く臨床に応用する手法に優先順位を付けています。このがん治療薬開発優先順位はアメリカ政府研究機関であるNational Cancer Instituteで作成されています。開発優先順位付けには以下の因子をもとに治療薬開発の確からしさを学術的統計値によってランキングとしています。
(A) 治療機能
(B) 免疫原性
(C) 腫瘍原性における抗原の役割
(D) 特異性
(E) 発現レベルと抗原陽性細胞の割合
(F) 幹細胞発現
(G) 抗原陽性のがん患者数
(H) 抗原エピトープ数
(I) 細胞レベルにおける抗原発現部位
以下のランキングは2009年の ”Clinical Cancer Research” に発表されました。なお、12位にランクされたGD2は、日本では臨床試験もされていませんが、海外では神経芽腫に高い奏功を示すことが臨床試験により示されています。

文献:The Prioritization of Cancer Antigens: A National Cancer Institute Pilot Project for the Acceleration of Translational Research Cheeveret al. Clin Cancer Res 2009;15(17):5323–37
開発優先順位表




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